遣り方で基準線を示す水糸は、ガチガチに結んで固定してしまうと、作業で邪魔になったときなどに、簡単に水糸を外せません。
【水糸の張り方】作業に合わせて外したり張ったり脱着しやすい固定方法を紹介します。
実際に小屋づくりの作業をすすめると、水糸を張った基準線が「必要なとき」、水糸が「必要ではない」とき、「また必要になる」ときがあり・・・。
少しでも参考になれば嬉しいです。
【水糸(みずいと)とは】
建築工事などの遣り方(やりかた)の際に水平線をしめすために用いる糸のこと
杭につけた板の上端に張る、基礎の中心などを示す(基準線)ための糸のこと
水糸の脱着しやすい固定方法・張り方、手順
【脱着しやすい固定方法とは】
固定点Aの釘に水糸の輪を引っ掛けて、固定点Bの板(水貫)に水糸を巻いて留る
固定点Aの釘から水糸の輪を抜けば、張った水糸を簡単に外す(緩める)ことができます。
また、固定点Bを外すことで水糸を取り除くことができます。
水糸の固定点に釘(ビス)を取り付ける
固定点Aから固定点Bまで水糸を張る場合、水糸を張る位置に釘(ビス)を打ちます。
水糸を張る力と逆方向に斜めに釘を打つと、水糸がズレにくくなります。
狙った位置や角度に釘を正確に打つために、キリで下穴を開けましょう。
・釘を打ち込む角度に注意!
気が付いたら固定点Aの水糸の輪がズレ上がっていた(水平が取れない)ってこともあるよ
水糸を張る 固定点A→固定点B
(1)固定点Aに水糸の輪を掛ける
(2)固定点Bの釘を中心に、水糸を3周以上交互にクロスして固定する
基礎などの位置を正確に出すための基準線となる水糸ですが、作業のタイミングによっては邪魔になるときがあります。
僕のような慣れない初心者は、水糸に引っかかったり、いちいち水糸をまたいだりして体力を奪われたりします。
そんなときに簡単に脱着できることで、作業効率が上がるのでおすすめです。
是非試してみて下さい。