マイホームのリビングにある天井吹き抜けは、開放感があり部屋が広く感じるとともに春から秋にかけて暖気が上昇してリビングには熱気がこもらずに快適な温度環境を維持しやすくなります。
その反面、コールドドラフト現象で冷気が下降して暖気が上昇してしまうので足元がいつもスースーとした感じになり特に冬場は快適とはいえないことがあります。
頭寒足熱という言葉があるように、足元の環境改善により少しでも冬の暮らしが快適になれるように検討してみました。
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マイホームの悩みごと
朝晩の冷え込む日が多くなってきました。秋冬の我が家の問題点の中に、吹き抜けリビングの足元がスースーして快適でないことがあります。
足元で感じる冷気を緩和させるためにブランケットに包まったり、暖房を足元に向けたりしても、せっかくの暖気が吹き抜けで上昇しすぐに逃げて行ってしまします。
逃げた暖気の上昇気流のかわりにスーッと足元にやってくるのが冷気の下降気流です。
ということで、夏は通常の吹き抜け、冬は吹き抜けを塞ぎ暖気をなるべく逃がさないように着脱式で吹き抜け部分を塞いでみました。
現状把握 我が家の吹き抜け部
我が家の間取りと対策
リビング側と階段に2箇所吹き抜けがあります。
暖房器具は床下エアコンとリビングエアコンの2台です。
空気の流れは、リビング側の吹き抜けから暖気が上昇し、階段吹き抜けから冷気が降りてきます。これは暖かい空気より冷たい空気の方が重いからです。
大きな吹き抜けで空気を循環させて家全体をほんわか温める仕様なのですが、就寝以外は家族全員ほぼ1階にいますので、リビングの快適性を高める対策を考えてみたのです。
対 策
① 冷気が降りてくる階段吹き抜けをふさぐ
② 暖気上昇を抑えるリビング吹き抜けをふさぐ
さっそく対策①②を実施することにしました。
対策① 冷気が降りてくる階段吹き抜けをふさぐ
我が家の階段は階段側面が畳コーナーと階段昇降口がリビングダイニングに面しています。
階段側面はプラダンで着脱式パネルを、階段昇降口は暖簾(のれん)のような着脱式カーテンを取り付けることにしました。
着脱式パネルの製作
材 料
プラダン(ナチュラル)
SPF2×4材
スギ角材9×9mm
2×4材用アジャスター金具 2個
フェルト付アジャスター M10 径40 2個
Lアングル金具 1個
隠しクギ
木工ボンド
ワトコオイル(ナチュラル)
床から天井まで高さ2,300mmあるので、プラダンをうまく保持できるように上下2分割の2枚パネル式としました。
枠組み
縦枠2本、横枠1本の2×4材をカットして、プラダンのズレ防止のために9mmの杉角材2本をレールのようにして溝をつくります。
角材の取り付けには、隠しクギと木工ボンドを使いました。
(トリマーを持っていないので杉角材を使用した方法ですが、トリマーがあれば溝を掘り、もう少しスマートな形をつくることができます)
※横枠は上面パネルと下面パネルを受けるため、上下に角材を取り付け溝をつくります。
縦枠(奥)と壁に隙間ができないように幅木があたる部分をカットします。
横枠と縦枠(奥)の接合部は写真のように噛み合うようにしました。
プラダン用の溝(レール)の位置も合っています。この溝(レール)に合わせてプラダンを指し込んで、バタつきにくくなりズレを防止します。
縦枠(手前)と横枠の接合部は、Lアングル金具を取り付けて横枠を受けるようにしました。
枠組みができたら、ワトコオイル(ナチュラル)を塗り仕上げます。
固定部は縦枠上部の2×4材用アジャスター金具2か所のみですが、縦枠・横枠が壁や踏面などに面している部分もあるので安定しました。使用して不安定であれば、接合部をネジ留めにするなど検討したいと思います。
プラダンのカット
上段パネルは長方形の寸法にカット、下段パネルは階段の段差に合わせた寸法でカットします。
下段は、カットしてから現物合わせで微調整をしながら精度を上げていきます。
枠組みの木材とカットパネルを組み付け
①縦枠(奥)を2×4材用アジャスター金具で固定します。
②横枠を差し込みます。
③上部にプラダン(長方形)を差し込みます。
④下部にプラダン(階段形)を差し込みます。
⑤縦枠(手前)の溝にプラダンを差し込みながら、縦枠を取り付けて、2×4材用アジャスター金具で固定します。
着脱式カーテンの製作
材 料
布(生地)
つっぱり棒 60~100cm
カーテン製作
突っ張り棒を通すスリーブを作り、寸法に合わせて布を縫います。
対策①のまとめ(階段吹き抜けをふさぐ)
ビフォー
アフター
枠組みに木材を使用したこととプラダンカラーをナチュラルにしたことで、室内のイメージとマッチしたものが出来上がり満足できるものとなりました。また着脱式なので暖房シーズンが終われば分解して保管ができます。
次は、対策②暖気上昇を抑えるためにリビング吹き抜けをふさぎます↓↓↓