フェンス、自転車置き場、物置などの基礎工事や整地での転圧作業に使える「タンパーの作り方」3つのポイントを紹介します。
転圧作業とは
・地面を締め固めること
・土砂などの下地に上から力を加えて空気や水などを押し出し、下地となる地面の密度を高めること
タンパーの作り方で重要な3つのポイントをクリアするものを作りましょう。
・適度な重量で突き固めることができる
・衝撃に耐えうる強度がある
・適度なサイズで楽な姿勢で転圧作業ができる
結論:羽子板付き束石と角材で作る
しっかり転圧「タンパーの作り方」失敗しない3つのポイント
1.適度な重量で突き固めることができる
2.衝撃に耐えうる強度がある
3.適度なサイズで楽な姿勢で転圧作業ができる
1.適度な重量で突き固めることができる
タンパーの役割は、力を加えて空気や水などを押し出し、下地となる地面の密度を高める、つまり、地面を締め固めることです。
タンパー自体が軽量だと、人の押す力を大きくする必要があり、体力勝負となってしまいます。
適度な重量があれば、タンパーの自重で落ちる力を使って転圧することができます。
転圧回数(上下運動)が多くなるほど自重で転圧できる効果は大きくなります。
また、均一に突き固めるためには転圧面がフラットであることも重要です。
2.衝撃に耐える強度がある
転圧作業は、土や砂だけでなく、砕石などもしっかり突き固めることが求められます。
そのため、砕石などに負けないタンパー転圧面の強度が必要となります。
転圧面に「木材の板」と「コンクリートブロック」を組み合わせた自作タンパーを見かけますが、かたい砕石などを転圧すると木材は負けてしまい不向きです。
今回紹介している「羽子板付き束石」の自作タンパーをかなり使い込んだ後の転圧面の様子です。
多少コンクリートの欠けでザラついてますが、転圧面の強度は問題ありません。
3.適度なサイズ・楽な姿勢で転圧作業ができる
タンパーの転圧面が大きすぎると独立基礎などの掘った穴に入らずに穴を無駄に広げることになります。
コンクリート製の一般的なブロック・フェンス基礎ブロック・束石などの大きさに合うサイズがひとつあれば十分使えます。
また、転圧作業は、重たいタンパーを持ち上げて落とす動作を何度も繰り返します。
背筋を伸ばして、腰への負荷がかかりにくい姿勢でタンパーを持ち上げることができる長さの持ち手が必要です。
タンパーの作り方
主な材料
・コンクリート製 羽子板付の束石 200×200×H150 12kg
・柱材 90×90×300
・角材 30×40×1200 2本
・角材 30×40×90
・六角ボルト M10×110
・ワッシャー M10 2枚
・ばね座金 M10
・ナット M10
・コーススレッド 4.2×75
手順 組み立て
1.柱材にドリルφ10.5で穴を開ける
2.羽子板付の束石に柱材を取り付ける
3.柱材に持ち手用の角材を取り付ける
しっかり転圧「タンパーの作り方」 まとめ
DIYレベルでは、そんな頻繁に使うものじゃないので、安く・そこそこ使えるのであれば、自作するのもアリですね。
今回、余っていた柱材や角材を使ったので実質コストは約1,000円!!(羽子板付束石とM10ボルトナット)
木材を購入したとしても3,000円程度あれば製作可能です。
やっぱり自作するのが面倒な方は、4,000円台~タンパーがありますので購入するのもアリだと思います。
タンパー市販品 4,000円台~
フェンス、自転車置き場、物置などの基礎工事や整地での転圧作業に使える「タンパーの作り方」3つのポイントを紹介しました。
転圧面の大きさがコンクリート製のフェンスブロックや羽子板付の束石などと同じ大きさなので、「堀った穴にタンパーが入らなかった」ってことにはなりません。
・適度な重量で突き固めることができる
・衝撃に耐えうる強度がある
・適度なサイズで楽な姿勢で転圧作業ができる
タンパーの作り方で重要な3つのポイントをしっかり押さえてることで、転圧作業をしっかり行うことができます。
是非チャレンジしてみて下さい。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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