ポスターフレームにカッコイイ絵やロゴを入れて、部屋の壁をおしゃれに飾り付けしたいんです。
市販の手ごろな価格の木製ポスターフレームの額縁って、木製風の化粧シールを貼ってるものがほとんどで、質感がイマイチなんですよね。
アンティーク感のあるものだとそれなりのお値段ですし・・・。
「男前」な感じのお願いね!!
こんなノリで木製ポスターフレームを作ってみました!!
この記事は、こんな方におすすめです。
・木製ポスタープレーム(額縁)の材質・質感にこだわりたい方
・木製ポスタープレーム(額縁)を安く作りたい方
・木製風の市販ポスタープレーム(額縁)に満足できない方
是非読んで参考にしてみて下さい。
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男前木製ポスターフレーム 自作完成イメージ
木製ポスターフレームを自作するのに、なるべく材料を加工する手数を少なくしたいので、ポスターフレームのサイズは市販されている表面カバー用の保護板(塩ビ板600×450)を基準にフレームの寸法を決定します。
【自作ポスターフレーム サイズ】
フレーム外寸 : 670×520mm 厚さ16mm
フレーム内寸 : 590×440mm
男前木製ポスタープレーム 主な材料・工具・資材
主な材料
・赤松胴縁 16×40×2,985mm
・塩ビ板(透明) 厚さ1.0mm 600×450mm
・合板 厚さ2.3mm 910×450mm
・トンボ 木額用裏板留め金具 8個入
・額縁吊金具 紐(ひも)吊用金具
・額縁吊金具 石膏ボード用フック
・模造紙
・ステープル(手持ち資材) 肩幅12mm足長6mm
・ワトコオイル(手持ち資材) ダークウォルナット
表面カバー用の保護板には、硬質塩化ビニール板、通称『塩ビ板』を使います。アクリル板に比べて価格が安く、加工しやすいのが特徴です。
材料はすべてホームセンターで購入できます。模造紙は100均で入手しました。
※金額は手持ち資材除く。
男前木製ポスターフレーム(額縁) 自作手順
フレーム かかり部の加工
保護板(塩ビ板600×450)を基準にして決めたフレームの寸法に合わせて、赤松胴縁 (16×40×2,985mm)と裏板用合板(910×450mm)をカットします。
・670mm/2本、520mm/2本、600×450mm/1枚
ここからのフレーム加工の工程が、出来栄えを決定させる最重要なポイントです!!
次に保護板、中身の品物、裏板などの引っかかる部分である「フレームかかり」を加工します。
フレームかかりには、保護板(塩ビ板)1mm、裏板2.5mmが収まるように3.5×5.5mmサイズでフレームの角を落とします。
中身の品物は厚手のポスターでも0.2mm程度なので考慮していません。
※厚いものを入れる場合は加算してフレームかかりのサイズを決めましょう。
トリマーや丸ノコを使って、角を落としてフレームかかり部分を加工します。
僕は丸ノコで。
※材をしっかり固定して安定させてから切断作業しましょう。
フレームかかりの加工をしたら、両端を斜め45度にカットします。
片面で左右・45度の墨付けができる止型スコヤ(シンワ)を使うと簡単正確に墨出しできるので、ひとつ持っておきたいアイテムです。
斜め45度カットは、丸ノコと自作丸ノコ定規を使ってやりました。さて、結果は・・・。
斜め45度でカットしたフレームを合わせて、切断精度の確認です。
ピッタリ!!
フレーム 塗装 ワトコオイル仕上げ
木製ポスターフレームにアンティーク感を持たせるために、ワトコオイル(watco)のダークウォルナット(W-13)を使いました。
フレーム 接合
木製フレームの接合には、アメリカフランクリンク社の「タイトボンド」を使って接着します。
強力な接着力が魅力のタイトボンド!!
塗ったあとは30分程でほぼ完全に乾ききり、手の力だけでは剥がせません。どんな素材であっても最大12時間程度でより強力な接着力を見せてくれます。
とのことなので、今回補強金具を使わずに使用してみることにしました。
※タイトボンドだけで心配な方は、Vネール・波くぎなどの補強を入れましょう。DIYは自己責任です。
が、結果は失敗!!
完成数日後に1ヶ所、外れてしまい、結局補強ステープルを打ち込むことになりました。やはり補強は必要です!!補強の様子は後ほど。
タイトボンドを塗布してから直ぐにベルトコーナークランプで4角を固定します。
自作の直角クランプをビニル紐で締め込んで、タイトボンドを乾燥させます。
タイトボンドでフレーム接着完了。
裏面も表面も、自作ひもコナークランプのおかげできれいに接着できました、満足満足!
フレームかかり部に保護板と裏板(ともに600×450mm)をはめ込んでサイズ確認ですが、残念ながら裏板があと少しのところでハマらず・・・。
カンナやヤスリで削って微調整してサイズを合わせます。
フレーム 接合補強 タッカーでステープルを打つ
木製フレームを「タイトボンド」のみで接着接合したのですが、数日後になんと!!
ポスターフレームを壁に立てかけていたので、掃除機をかけるときなどに動かしてたのも外れる原因のひとつだったかもしれませんが・・・。
ちょっとした振動・衝撃で外れてしまうようでは論外です。壁掛けしているときに外れて落下して、誰かに当たってケガさせる可能性もあったわけですので。
ということで、フレーム接合部4ヶ所にタッカーで「ステープル」を打ち込み補強しました。
タイトボンドと合わせてステープル(肩幅12mm足長6mm)を各箇所2本打ち込んだので、
これでちょっとやそっとでの衝撃でフレーム接合部が外れることは無くなったはず!
裏板押さえ金具「トンボ」 取り付け
裏板が外れないように押さえるための「トンボ」を取り付けます。
トンボにはプラスチック製やステンレス製などなりますが、ポスターフレームで大きなサイズになるのでステンレス製を選びました。
概ね200mm間隔になるように4辺にバランスよく配置してトンボを取り付けます。
ねじが小さいので、キリ等で下穴を開けてから締め込むとズレにくいです。
台紙を入れる
裏板と同じサイズに合わせて模造紙をカットして台紙とします。この台紙が縁取りとなって中身が強調されます。
最後に塩ビ板についている保護シートをペリペリっと剥がして、ポスターフレームに中身(絵)をセットすれば、できあがりです!
男前木製ポスターフレーム 壁に取り付ける
額縁吊金具 取り付け
ポスターフレームを壁に掛けて飾る場合は、フレームに紐吊金具を取り付けましょう。
写真のような紐吊金具と平紐がセットになってものが便利ですよ。
紐吊金具の取り付け位置は、ポスターフレームの上から1/3を目安に取り付けましょう。
フレームに取り付けた紐吊金具に平紐を通して縛ります。
ポスターフレームの背面に、吊り金具と紐を隠すのがポイントです。
飾ったときの見た目もスッキリ!!
壁飾り付けフック 取り付け
ポスターフレームを飾りたい位置に、飾り付けフックを取り付けます。
石膏ボードの壁には、ピン釘(針)を打ち込むタイプがおすすめ!
壁に大きな傷がつきません。しかも、石膏ボードの裏側に下地の木材が無くても大丈夫、飾りたい好きな場所に取り付けることができますよ。
付属のピン釘(針)を斜めに打ち込みます。※以前使用していた所は避けて取り付けましょう。
僕が取り付けたフックは安全荷重3kg。
飾りたい物(ポスターフレーム)の重さによって、適切な安全荷重のフックを選びましょう。
壁に取り付けたフックに、自作した木製ポスターフレームを掛ければ完成です。
男前木製ポスターフレーム 完成まとめ
ビフォー
男前な自作木製ポスターフレームを飾る場所は・・・
アフター
ポスターフレームが一枚掛けてあるだけで雰囲気すごく変わったね!!
完成した木製ポスターフレームに飾ったものは、ウルトラライトハイキングギア、アウトドア用アパレルを製造・販売する国産メーカーである「山と道」のパッケージ(紙袋)です。
自作木製ポスターフレームの作り方、いかがだったでしょうか。
フレームかかり部分を加工する工程や斜め45度に切断する際の精度が重要になりますが、そこは丸ノコとガイド定規があればクリアできるので、チャレンジしてみると面白いと思いますよ。
今回僕自身が初めてポスターフレームDIYにチャレンジしてみたのですが、なんといっても材料費2000円弱で、この男前な質感が出せたので達成感と充実感を味わうことができました。
加工する手数を減らすために、表面カバー保護板(塩ビ板)のサイズに合わせてポスターフレームを作りましたが、もう少し大きなサイズやワイドな長方形のポスターフレームも将来的には作ってみたいと思ってます。
ポスターフレームは、サイズが大きいので、壁に立てかけて飾ってもカッコイイですよ!
部屋の模様替えなんかに合わせて、中身を変えて見たり、飾る場所を変えて楽しむこともできますね!!
少しでも参考になればうれしいです。
使った工具・資材