ほぼ見た目も同じだしさ!
しっかり違いを知って、DIY初心者が手に入れておきたい「穴を開ける・締付ける」電動工具を選ぼう!!
この記事は、
・「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の違いを知らない方
・「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の購入を考えてる方
に是非読んでいただいて、購入時の参考にしていただけたらと思います。
どちらかひとつ選ぶなら、
結論:「インパクトドライバー」がおすすめです。
DIY初心者が手に入れたい電動工具4種
DIY初心者が手に入れておきたい電動工具は主に4つです。
・ドリルドライバー(穴あけ・締付け)
・インパクトドライバー(締付け・穴あけ)
・丸ノコ(切断)
・サンダー(研磨)
DIYの基本作業である「穴あけ」「締付け」「切断」「研磨」ができる4つの電動工具を手に入れることで、作業効率がグンと上がります。
なかでもDIY初心者が最初に買うべき、おすすめの電動工具は、インパクトや電動ドリルの「穴を開ける・締付ける工具」です。
引っ越しなどに伴う家具の組み立てや分解のときにも大活躍!
何本もビスのねじをドライバーで手締めをするだけで腕がパンパンになるところを、劇的に改善して作業をスムーズに進めることができます。
「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の違い
ドリルドライバーとは
回転のみの能力を持つ。
穴あけ用途の「電動ドリル」機能と、ビスのねじ締め用途の「電動ドライバー」機能があり、1台で「穴あけ・締付け」作業が可能です。
インパクトドライバーとの違いはトルク調整が出来ることです。
この機能を使えば、初心者でも簡単にねじ締めが行えます。
インパクトドライバーとは
回転+打撃の二つを組み合わせた能力を持つ。
ビスのねじ締めで使うドライバーを電動工具化した「ドリルドライバー」に「ハンマーによる打撃(インパクト)」を追加した工具です。
内臓されたハンマーで回転方向に向かって打撃を加えながら回転します。これにより強い力を発揮します。
ドリルドライバーに比べて強烈にねじを締付けることができます。
錆や汚れで固くて回せないねじでもインパクトドライバーを使えば簡単に回せたりします。
また、材の厚みによって長めのねじを使う場合、ドリルドライバーで締め込むのは大変ですが、インパクトドライバーを使えば楽に締め込むことができます。
ただし、締付けと衝撃の両方が強いとドリルの刃先を痛めたり、細いドリル刃が折れてしまうこともあるため注意が必要です。
ドリルドライバーと比べると、使用時の打撃音が大きいので周囲環境に注意が必要です。
見た目でわかる違い
ビット(先端工具)の取り付け方法
インパクトドライバーとドリルドライバーでは、ビットの取り付け方法が違います。
◎ドリルドライバーは、「キーレスチャック」にビットを取り付けます。
手で回すだけで充分にビットを締付けできるようにつくられています。
先端部分を回して緩め、ビットをチャック(先端工具を取り付ける部分)に差し込み、反対向きに回してチャックを締めてビットを固定します。
ビットは丸軸でも六角軸でも使用可です。
インパクトドライバーと比べると、手回しして取り付ける分、ビット取付に手間がかかります。
◎インパクトドライバーは、「スリーブ式」が一般的。
先端のスリーブを引っ張り出しビットを差し込みます。スリーブ先端部分から手を離すと、ロックがかかり固定されます。
ビットは六角軸のみ使うことができます。
「スリーブ式」はビットの着脱が簡単に行うことができるので、付け替えが早くできます。
クラッチ:トルク調整
トルクとは、ねじやボルトを締め付ける強さのことです。
締め付け時に過剰なトルクをかけてねじ頭や木を痛めることがないよう、一定の締め付けトルク以上になると空転させる機能です。
設定したトルクでねじの締め付けができるので、小ねじを締めすぎてねじを切ってしまうこともありません。
ドリルドライバーには付いているものがほとんどですが、インパクトドライバーには付いていません。
スピードコントロール
◎ドリルドライバーには、回転スピードの(2段階)切替機能があります。用途に応じて回転スピードを切り替えます。
◎インパクトドライバーは、指先のトリガーで回転スピードを調整するので慣れが必要です。
機種によっては、「木材」「ボルト」などのモード切替機能や「打撃」の強さ切替機能がついているものがあります。(ハイスペック・プロ仕様)
トリガーを軽く引いただけの状態では打撃は行われず、ただ回転するだけになります。
打撃に弱い素材やネジの時にはこの状態で使い、トリガーをより引き込むと打撃が開始され、力強いネジ締め、緩めができます。
まとめ どっちを買えばいいのか!?
「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の違いが分からなかった方も、それぞれの機能の違いや見た目の特徴を理解することができたのではないでしょうか!
冒頭に記載したとおり、
どちらかひとつを買うなら、「インパクトドライバー」がおすすめです。
なぜならインパクトドライバーはドリルドライバーの代わりにもなるからです。
特に木工するなら「インパクトドライバー」、それ以外なら「電動ドリルドライバー」という考え方で選んでもOKです。
自分のスタイルでどこを目指すか、どんどんDIYをやっていきたいと思うのであれば、2台セットでそろえて使い分けするのが一番いいです。
もし初めに充電式ドリルドライバーを購入したら、2台目に同じメーカーの充電式インパクトを購入すれば、充電バッテリーを使いまわすこともできますしね。
2台以上持つ場合の組み合わせ例
・目指せ2台持ち : 「ドリルドライバー」穴あけ用+「インパクト」締付け用
・最強3台持ち : 「ドリルドライバー」穴あけ用+「インパクト」締付け用 +「インパクト」皿取り・ダボ穴用
間違いの選択として、安いものを2台セットで買いそろえるのは止めましょう。安物買いの銭失いとなります。
その予算でより良いものをひとつ購入しましょう。
僕の考え方は、「長く使いたい」「ずっと使える」「性能が良い」という観点で、グレード高めの機種を購入して満足して使っています。
少しでも参考になればうれしいです。