物置の工具収納棚&作業台として使っていた白色の食器棚を黒色に塗り替えるリメイクにチャレンジしてみました。.
廃棄するつもりだった食器棚の下段部分を捨てずに物置の収納棚として使っているものです。
この記事は
・家具などを塗装してリメイクにチャレンジしてみたい方
に是非読んでいただいて参考にしていただければと思います。
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家具塗装リメイク 使用した材料
・ミッチャクロン(下地密着材)
・アクリルスプレーつや消し(黒)
・水性ペイントつや消し(黒)
・マスカー
・刷毛
家具塗装リメイク 塗装工程
こちらが物置の工具収納として使っている食器棚の下段部分です。(上段は廃棄しました)
なんだか白色だと浮いた感じがするので、つや消しブラックで塗装して無骨感を出す計画です。
塗装する箇所は、「引き出し前板」(取っ手が付いている板)と「本体」(外観)です。
見た目重視なので、引き出しの側板・底板などは塗装しません。
てなことで、失敗しても大丈夫な物置収納棚の塗装スタートです。
塗装手順の確認
1.下地処理
2.下塗
3.中塗(上塗り1回目)
4.上塗(上塗り2回目)
一般的な塗装の手順は大きく分けて4工程となります。
1.下地処理は塗装を行うことができるように、サビ・汚れ落とし、表面の目荒らし、油分の除去等をします。
2.下塗は上塗り材(今回はつや消し黒)の密着を良くするための工程です。下地密着材のミッチャクロンを塗布します。
3.4.中塗、上塗の工程で仕上げを行います。
塗装家具リメイク 下地処理
下地処理 引き出し取っ手・レール分解
食器棚の引き出しに付いている「取っ手」「引き出しレール」などの部品をすべて取り外します。
部品類を取り外すことによって最低限の養生で済みますし、塗り作業も行いやすくなるので外せる部品は外しましょう。
下地処理 脱脂・油分を取り除く
表面に油分が付着していると塗料の密着が悪くなるので油分を取り除きます。
油分の取り除きには、脱脂専用シャンプーやパーツクリーナーなどで主なうことができますが、簡単な脱脂であれば中性洗剤で対応することが可能な場合があります。
中性洗剤とは、台所用の「食器洗い洗剤」がこれに当たります。
食器洗い洗剤では、食器の油汚れを手早く落とすことができるため、他の素材の脱脂などにも活用できるというわけです。
中性洗剤は、脱脂力には定評があり、車のボディの脱脂にも充分利用することができます。そして、中性洗剤は、肌に触れても大丈夫な成分でできているので、皮膚の弱い人でも使いやすいです。
塗装家具リメイク 下塗
下地処理 ミッチャクロン(下地密着材・プライマー)塗布
プライマーと呼ばれる塗装用下地密着材「ミッチャクロン」を塗布します。
ミッチャクロンの凄いところは、普通だったら塗装のノリにくい下地材に対しても、塗装ができるという事です。そのうえ、基本的に面倒な足付け作業も不要になります。
ノリの悪い下地材と塗料の間に入る事で接着剤のような役割をする優れものなのです。
後々の塗装の剥がれや耐久性を気にするなら、使っておいて間違いないものだと思います。
必要であれば、ミッチャクロンを塗布する前にサウンドペーパーなどで研磨して表面に細かな傷をつける「目荒らし」を行いましょう。
ミッチャクロンマルチとは 目的・用途・特長
【目的】
・塗料と被塗物の密着力を上げるプライマー
【用途】
・塗装の塗り替え
・密着性の悪い金属への下塗り
【特徴】
1.多種多様な素材に使用可能
2.ペーパー研ぎが不要で作業工程の短縮が可能(一部除く)
3.原液のまま使用できる一液タイプ
4.ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆適合
5.上塗り塗装も幅広く対応、塗装機器を選ばず実用的
6.鉛やクロムなど有害重金属類は一切不使用
7.黄変無し(上塗りにクリヤー塗装可)
こども達にも手伝ってもらって、ミッチャクロンを一気に塗って行きます。
ミッチャクロンの色はクリヤー(透明)なので、はみ出て塗っても問題ないので、こども達にお手伝いさせても安心です。
家具塗装リメイク 中塗・上塗(二度塗り)
スプレー塗装 失敗しちゃいました
塗装する前に、マスカーなどでしっかり養生します。
マスカーとは、テープを貼ってビニールを広げると静電気でピタッと密着してくれる、とっても便利な養生材なのでおすすめですよ!
DCMのPB商品のつや消し黒スプレー缶(1本200円ぐらい)を使って塗装します。
見事にムラがでたり気泡が付いたりして失敗しちゃいました。
スプレー塗装は、吹き付け距離が近すぎると、気泡が付いたり、ムラが出たりします。
しっかりスプレーを吹き出して、20~30cm離したところから吹き付けるとキレイにできますよ。
段ボールとかに吹き付ける練習してみるといいかも!
こちらはスプレー塗装を2度塗りして、見事キレイな仕上がりとなり成功です!!
スプレー塗装の失敗を経験したことでコツを掴むことができました。
スプレー塗装から刷毛塗りへ変更した理由
引き出しの塗装途中でスプレー缶がなくなったので、このタイミングで液体水性塗料 つや消し黒 へ変更しました。その理由は2つ。
その理由1、屋外でのスプレー塗装は、小物であれば段ボールなどで覆ったりして風の影響を受けないようにできますが、食器棚のような大物の家具類となると屋外作業は風の影響を受けやすく、塗装面のムラなど仕上がりに影響が出るため、非常にやりにくいことが分かりました。
その理由2、スプレー缶塗料の臭いがきついので長時間作業するのに耐えれなかった。
変更した塗料は、水性多用途ペイントです。成分は合成樹脂(アクリル)でスプレー缶と同じもの。
上塗り(2度塗り)すると、キレイなつや消し黒にできました。
スプレー塗装で気泡やムラとなったところは、サンドペーパーで軽く研磨して、刷毛塗り(2度塗り)したらキレイにリカバリーできました。
こちらも満足できるキレイな状態にできました。
初心者 刷毛塗りが簡単
食器棚の本体も引き出し同様に、ミッチャクロンで下地処理した後、塗料を塗ります。
スプレーのように風の影響で塗料が飛んでいかないので、黙々と塗り作業ができます。
慣れない素人の塗装作業で、特に家具など大物作業はスプレー塗装よりも刷毛塗りが安心してできますね!!
中塗(1度塗り)だけではキレイに仕上がりません。上塗(2度塗り)するとキレイになることを頭に入れておきましょう。
本体を上塗(2度塗り)しまして塗装終了です。
家具塗装リメイク 完成
引き出し取っ手・レール組付け
はじめに取り外しておいた「取っ手」「レール」などを取り付けてます。
作業台 段差解消
上下段セパレートタイプだった食器棚のため、上面に段差が25mmあります。
この段差を合板を貼って解消します。
木工用ボンドをたっぷりと塗って
サイズを合わせた合板を貼り付ければ完成です。
ビフォー・アフター
初心者の家具塗装リメイク、いかがだったでしょうか!?
物置の工具収納棚&作業台として、自分好みの無骨感を出すことができました。
同じつや消し黒の塗装をしましたが、スプレー塗装(引き出し左上2段)の方が少し濃くなりってますが、ご愛敬ということで。
今回の家具塗装リメイク、とても良い経験になりました。ホント塗装の世界も奥が深いです。
・塗装用下地密着材「ミッチャクロン」+「塗料」で好みのカラーに。
・風の影響を受けないように養生できるものはスプレー缶塗装。
・風の影響を受ける家具など大物類は刷毛塗り。
DIYは失敗はつきもの、それを乗り越えてうまくいったときの達成感・満足感があるからやめられない!
少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
室内ペンキ塗装を家族みんなでチャレンジした様子はこちらから↓↓↓