「小屋づくり」でのツーバイ材や合板の「ビス打ちのやり方・ビスの長さ選びなど」、どうすればいいか悩んだり迷ったりしませんか?
今回、僕がはじめての小屋づくりで実際に書籍やネット情報で調べて、やってみた内容を紹介します。
少しでも参考になれば嬉しいです。
・ビスの正しい打ち方
・材をしっかり固定してビス打ちする
・ビットの選定
・ビスの長さ、使い分け
・壁パネル合板のビス打ち【例】
※基本的に素人施工なので技術的に保障されるものではありません。参考とされる場合、くれぐれも自己責任で施工して楽しんで下さい。
ビスの正しい打ち方(2×4、ツーバイ材)
ビスに対してビット(電動工具の先端につける作業工具)が曲がった状態でねじ込むとビットが外れる「カムアウト」という現象が起きやすい!!
・ビットとビスは常に真っすぐ保ち、ビットをしっかりビスに押し付けてねじ込む
①ビスの頭の溝にビットを差し込む
②ビスの先端を材料に当て、ビットをゆっくり回転させていく
③ビットはビスに対して真っすぐに立てる
少しでも斜めになるとカムアウトしやすい
先端を多少ねじこんだら、回転速度を上げていく
・ビット先端【写真】がへたってくるとカムアウトしやすくなる
・状況に応じて定期的に新品のビットに交換しよう
④ビス先端が下の材料に到達すると上の材料が浮き気味になる、必要に応じて反対の手で押さえつける
⑤最後はビスの頭が材面より1~2mm入る程度にすると、経年で材がやせてきてもビス頭が出にくい
⑥材の端を留める場合は、できるだけ内側にビスを打つと割れにくい
ビスより細めのドリルで下穴を開けるのも有効!
材をしっかり固定してビス打ちする
ビスの打ち方や長さが分かれば、あとは実際に施工するのみ!!
ビス留めする材と材を【写真】のように「クランプ」+「クランピングスクエアズ」などを使って、しっかり固定した状態でビス打ちしよう。
クランプで固定することで2×4材のねじれ・反りを補正しながら、ビス打ちができるよ!
ビットの選定(2×4、ツーバイ材)
インパクトドライバ等の本体にセットするビットは、ビスの規格に合わせる
建築用ビスの場合、「#2」が標準
・ビスは必要な範囲で「短い」ほど使いやすい
ビスの長さ、使い分け(2×4、ツーバイ材、合板、コーススレッド)
使いやすいビス「コーススレッド」
ツーバイ工法では、強度の優れた専用のクギ「コモンネイル=CN」を使うのが基本です。
在来工法で一般的に使われるN釘(鉄丸釘)に比べ、頭部の径・胴部の径がともに太く「太め鉄丸釘」と呼ばれてます。
今回のDIY「ひとりde小屋づくり」では「コーススレッド」を使用しました。
理由は、「圧倒的に使いやすい」からです。
【コーススレッド メリット】
・優れた保持力
・抜き差しも自由自在なので、打ち込みに失敗してもやり直しが簡単
【コーススレッド デメリット】
・突発的な負荷がかかるとせん断されやすい欠点あり
上記メリット・デメリットがありますが、様々な情報をみて小屋程度の小さな建物なら問題なく使えると判断しました。
ただし、せん断強度には劣るためコーナー部などの負荷のかかりやすい場所には追加でコモンネイルを打ち込んでおけば、より安心できます。
※基本的に素人施工なので技術的に保障されるものではありません。参考とされる場合、くれぐれも自己責任で施工して楽しんで下さい。
ビスの長さ(75mm・90mm)
ビスの長さは材厚の2倍程度あれば強度を保てるため、
ツーバイ材の厚み38mmに対し、使用するビスの長さは75mm・90mmを基本としました。
「木口打ち」:75mmでも大丈夫だが90mmでしっかり留めるのがより確実です
逆からの「斜め打ち」でも90mmのビスで留めていくのが強度的に安心です
「平打ち」:ツーバイ材2枚分の厚みは78mmなので、重ねる場合は75mmまたは65mmのビスで平打ちする
※75mmビスを使う場合、反対側にビスの先端が飛び出さないよう注意しよう!
「構造用合板を留める場合」は、合板の厚みの約3倍のビスを使用する
壁パネル合板 ビス打ち【例】間隔・ピッチ(2×4、ツーバイ材、合板、コーススレッド)
枠組材に構造用合板を留める【例】を紹介します。
・合板の外周 100mm間隔(開口部まわり100mm間隔)
・合板の中通り 200mm間隔
合板の中通りにビス打ちする位置を出すために、「墨つぼ」があると非常に便利。
写真わかりにくいですが、墨つぼで引いた線のおかげで、裏側の見えない間柱へズレることなくビス打ちが出来ています!!
ビスの頭を少しめり込ませる打ち方を合板でやってしまうと、積層の表面に穴があく「パンチング」状態になり、合板の強度が下がってしまうで注意しよう!!
合板は収縮率が低いため、ビスの頭は合板面ピッタリでOK
・パンチング(ビスの頭がめり込む)すると合板の強度が落ちるので注意!!
ビス打ち おすすめツール
小屋づくりでツーバイ材や合板をどのようにビス打ち留めるのか?
今回、僕がはじめての小屋づくりで実際に書籍やネット情報で調べて、やってみたビス打ち方などを紹介しました。
・ビスの正しい打ち方
・材をしっかり固定してビス打ちする
・ビットの選定
・ビスの長さ、使い分け
・壁パネル合板のビス打ち【例】
少しでも参考になれば嬉しいです。