我が家の庭づくりで植えた庭木たちの成長記録を紹介しようと思います。
なぜ成長記録を記事にしようと思ったかというと、のんびり成長過程を楽しみながら年を重ねれば、はじめから大きな庭木を植えなくても低コストで自分の気に入った庭づくりが出来てきたからです。
まず今回は、シンボルツリーとして人気な《シマトネリコ》です。
東海地方では気候的にも適していることもあって、マイホーム新築時のシンボルツリーとして玄関先や庭に植えられているのをよく目にしますね。
こんな人は、是非読んでみて下さい。
・庭木のシンボルツリーをどれにしようか悩んでいる人
・シマトネリコを庭に植えたい人、植えている人
・シマトネリコの成長スピードを知りたい人
・シマトネリコのデメリットを知っておきたい人
※庭木の成長は、庭の日当たり・土壌、気象条件等により異なりますので参考程度にご覧ください。
シマトネリコってどんな木?
シマトネリコとは
モクセイ科の植物の一種。別名タイワンシオジ。
日本では沖縄県に、また中国、台湾、フィリピンからインドに分布する常緑高木または半常緑高木。雌雄別株、花期は5~6月頃で大きな花序に小さい花を多数つける。
庭木、公園木、鉢植にされるが、亜熱帯の植物であるため関東以南でないと露地での越冬は困難である。和風・洋風どちらの家にも似合うために雑木として近年頻繁に使用されるようになった。低温以外には気を使う必要が無く、病害虫も少なく強健であるが成長すると10mを越す高木となる。
シマトネリコ メリット
・暑さに強く育てやすい
・見た目が涼しげで美しい
・安価で様々な雰囲気の家に似合う
シマトネリコ デメリット
・成長が早く大きくなりすぎるため、剪定が必要
・虫がつく、セミがとまり鳴く、ハチも寄る
・半常緑樹のため、落葉があり掃除が必要
シマトネリコは、高木であり成長が早いので、葉が生い茂ってくると見た目も風通しも悪くなりますので、樹形を整えながらの剪定が必要です。剪定により大きさをコントロールすることができます。
また、病害虫には強い木ですが、イモムシがつきます。そのイモムシ目当てにアシナガバチも寄ってくることがあります。
ある程度成長すると、夏にはセミがとまるようになり、朝から鳴き声が響きます。静かに暮らしたい方は注意が必要です。
シマトネリコは、どの季節でも緑を楽しめる常緑樹。ですが、実は寒い季節には葉を落としながら生きているため、半常緑樹ということになります。
ここで注意が必要なのがメインの落葉時期です。通常の落葉樹は秋に落葉しますが、シマトネリコは春の新緑が出始めるころに落葉します。
東海地方である我が家の庭も、春になってシマトネリコの落葉が・・・。芝生のみどりが濃くなっていく中での落葉が余計に目立ちます。季節外れの落ち葉拾い、しばらくは、芝生の草取りと落ち葉拾いがセットです。
住宅密集地や掃除が面倒だから落ち葉は困る方には、あまりオススメできないかも。シンボルツリーは落葉の事も考えて選ばれることをオススメします。
シマトネリコ7年間の成長記録
0年目(植え付け)
ふらっと立ち寄った園芸店で見つけた800円のシマトネリコ。軽自動車の助手席に乗せて持ち帰って植えました。
樹高1.3m。物足りない感じの大きさですが、成長すれば10mぐらいまで成長する高木です。リビングの目隠しになるくらい成長することを楽しみに家族みんなで植えたのを覚えています。
2年目
植えてから2年経過して、樹高も1.6mぐらいに成長しました。
これといった手入れは、何もしてません。水やりと芝生の肥料撒くタイミングでシマトネリコの根本にも芝生の肥料をいっしょに撒いたぐらいです。
4年目
4年経過すると、樹高も僕の伸長を越えて2.2mに成長です。
このころから樹形を整えるために、葉っぱが密集するところなどを適当に剪定をしていきました。
6年目
シマトネリコを植えてから6年目の春、樹高が3m超え、はじめて花が咲きました。ここまで大きくなってくると木陰に入ることができて気持ちいいです。
ようやく目隠しとして機能する大きさに成長してくれました。玄関アプローチの雰囲気もいい感じに!
日当たりの良い場所に植えたシマトネリコ。しっかり根付いたってことなのでしょう、根本には太い根っこも顔を出してきています。
5~6年目にかけて成長スピードがググンと早くなったように感じました。
この6年目の夏に大きな変化がありました。
それは、『セミ』です。10匹以上のクマゼミが木にとまり鳴くようになりました。
シマトネリコがしっかり成長した結果なんだろうな!
シマトネリコは家の外壁から3m離れているのですが、セミは朝早くから鳴くのでうるさいです。さすがに10匹以上に鳴かれると、家の中まで聞こえてきます。
夏の短い期間ではありますが、静かに暮らしたい方はセミがつかないような種類の木が良いのではないでしょうか。
7年目
7年目の5月上旬、シマトネリコの樹高は3.5m。新緑の葉で覆われてきましたよ。
昨秋、葉が密集しないように結構多めに剪定したので、ふんわりした感じになり、玄関アプローチも午後は木陰で覆われて気持ちいい空間に成長してくれました。
どこで購入? 価格調査をしよう!
・ホームセンター
・植木屋
・園芸店
・ネット通販
僕の場合、ちょうど庭木をどれにしようかと、いろいろとホームセンターや植木屋・園芸店を見て回っていたときに、ふらっと立ち寄った地元の園芸店で値札を見るとシマトネリコ1.3mがなんと格安の800円!即購入でした。
個人経営している園芸店などでは、タイミング良ければ掘り出し物に出会うことができるかもしれませんね。
【2020年5月現在の参考価格】
近所のホームセンター2店舗のシマトネリコ(0.7m)の店頭価格は、税抜き935円と1,980円でした。
なんと2倍の価格差にびっくり!
しっかり価格調査しての購入が良さそうですね!
我が家の近辺のホームセンター、植木屋では、ほとんどの店で販売されています。サイズも1m以下の小さいものから販売されており、手軽に購入できますよ。
また、サイズの大きいものでも、ホームセンターではレンタルトラックサービスが利用できるところもありますので、うまく利用できれば搬送コストも抑えることができます。
※取り扱いしていない店や希望のサイズがない場合もありますので、各店舗へ事前確認すると間違いなしです。
シマトネリコ まとめ
シマトネリコは、成長が早い樹木です。手がかかるといえば剪定ぐらいだと思います。
我が家の場合、日当たり良好な場所に植えたおかげもあってか、剪定以外のメンテナンスは特になにもせず、ほったらかしでも成長してくれています。
剪定に困ったときはプロに任せることもできます。
【剪定110番】どんな木でも庭木一本からお任せください!
小さいサイズで安いものを購入して、じっくり成長過程を楽しみながら育てていけば、数年で十分大きく成長してくれるのではないでしょうか。
ただし、成長が早い分、想定以上に大きくなってしまうことになりますので、適切な剪定でコントロールしてあげる必要があると思います。
僕が剪定するときに参考にした本はこちら↓↓↓この本の中の「知っておきたい 雑木の庭の手入れ」がとても勉強になりました。
マイホームにあった素敵な庭木を選んでください。DIY庭づくりの参考になれば、うれしいです。
振り返って、庭の成長を感じることが楽しみのひとつになってきましたよ↓↓↓