「こども部屋」と呼ばれる個室がない!だから「こどものプライベート空間」をつくってあげたい。でも、どんなアイデアや方法があるのかな?
こんな悩みを解決していきます。
本記事の内容
・こども部屋をDIYで仕切るアイデア3選
・せっかくならおもしろい空間をつくりたい
・我が家の最適解は、箱で仕切る!
こどもの成長ってあっという間ですね。うちの子も上は小学6年生、下は1年生になりました。
小学高学年になった上の子が最近、「自分の部屋が欲しいな」と言ってくるようになりました。思春期になってくると自分の空間がやっぱり欲しいようです。まぁ、自分もそうだったかなと。
そうなんです。我が家には、「こども部屋」と呼ばれる個室はありません。家での勉強は、いわゆるリビング学習というやつでやっています。寝るのは寝室として使っている唯一の個室12帖で家族みんなで布団を敷いて川の字で寝ています。
「こども部屋」というような完全個室キッチリした空間は狭くて物理的にできない(したくないのが本音)けど、「こどものプライベート空間を確保」できるようにはしてあげたいと思い、いろいろなアイデアを調べてみました。
こんな人は、是非読んでみて下さい。
・こどものプライベート空間をつくってあげたいと考えてる人
・こども部屋を作ろう・間仕切りしようと考えている人
・こども部屋をDIYでつくれないか考えてる人
・家の中におもしろい空間をつくりたいと考えてる人
少しでも参考になればうれしいです。
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こども部屋 DIY仕切りアイデア3選
こども部屋の仕切り方法は沢山あり、プロに任せれば何でもできますが、ここで紹介するのは、可能な限りDIYでできるアイデアです。
こども部屋を家具で仕切る
これは棚やタンスなどの収納家具を置くことで部屋の間仕切りを行い、プライベート空間を確保します。また、二段ベッドを改良して、壁面となるパネルを取り付けて仕切りとすることもできます。可動式間仕切り収納であれば、一見壁のように見える収納が自分で動かせることができるので間取りの変更が自由にできます。
これらの場合、移動可能なので、ライフスタイルにあわせて子供たちが独立した後は再びひとつの部屋として使用できます。
組み合わせも自由なので、「手持ちの家具」+「新しい家具」を組み合わせれば低コストで仕切ることも可能です。様々なニーズに合わせて仕切りができますね。
こども部屋の仕切り壁をつくる
DIYで部屋の中にツーバイ材などの木材で間柱を建て、壁を張り付けることで作れます。
ツーバイフォー(2×4材)の端部に、床と天井に突っ張らせる材料を使用すれば、天井や床にビスの穴を開けなくても取り付け可能です。
ただし、地震などの揺れや衝撃等には強くないので、注意が必要です。また、壁で仕切るので、照明及び照明スイッチの位置によっては電気工事が必要になります。
建築知識やDIY経験が浅い方は、無理に自作せずプロに依頼するか、経験者にサポートしてもらいましょう。
パーテーション・カーテン・ロールスクリーンで仕切る
カーテンレールや突っ張り棒を使って、簡単に子供部屋の仕切りができます。厚手で遮光性の高いカーテンを使えば、多少は防音や遮光の効果が期待できそうです。完全に目隠しをしたいならアコーディオンカーテンがおすすめです。
パーテーション・カーテン・ロールスクリーン等はお手軽な分、防音やプライバシー空間の確保の面では劣りますので、一時的な仕切りとして割り切って使う必要があります。また、思春期前後の異性の兄弟の場合は、しっかりした作りの仕切りが良いと思います。
ここは譲れない!我が家のこども部屋を仕切る条件
上記のアイデアをもとに、『我が家の子供部屋を仕切るならどうするか!』をまとめました。
・こども部屋の仕切りは、将来的に撤去できること
・ガチガチに仕切らない、適度なプライベート空間とする
・スペース6帖(3帖×2人分)を効率よく使い、おもしろい空間とする
こども部屋の仕切りは、将来的に撤去できること
我が家を建てるときに考えたコンセプトが『小さな家で大きく暮らす』です。
はじめから子供部屋や書斎などの名前の付く部屋はありません。部屋名にこだわらず自由に、その時々のライフスタイルに合わせて、部屋を使っていけばいいとの考えです。
子供が独立すれば、夫婦二人。部屋を余らせることのないような、二人でちょうど使いこなせる、ほどよく暮らすための家を建てました。
なので、子供部屋の仕切りは、たぶん10年ぐらいで解体予定です。子供が順調に独立してくれればですが・・・。
そんな考えなので、仕切りの材料は、やっぱり我が家の雰囲気にいちばん馴染んで落ち着く木材一択ですね。
ガチガチに仕切らない、適度なプライベート空間とする
決して広くない我が家。完全個室のような仕切り壁を設置してしまうと、窮屈になってしまい、空気の流れも悪循環になります。
また、家族の気配も感じにくくなるので、そのあたりを考えて適度なプライベート空間を確保するつくりとします。
スペース6帖(3帖×2人分)を効率よく使い、おもしろい空間とする
こどものプライベート空間は、我が家ゆいつの個室12帖の半分である6帖を使います。
2階の部屋は勾配天井となっていて、天井裏スペースがなく、天井高があるので、6帖の床面積(ひとり3帖)でも、勾配天井までの空間を上手につかうことで床面積以上の居住空間になるようにします。
そして、せっかくDIYで「こどものプライベート空間」をつくるのであれば「おもしろい空間」に仕上げたいと考えています。
我が家の最適解は、部屋の中に箱を置く
そんなこんなで検討した結果、我が家のこども部屋仕切りは、Jパネルを使ってロフトベッドをつくることに決めました。
我が家では、ダイニングテーブル天板や階段にも使用しているアレです。
Jパネルとは
国産の杉材を三層ラミナ接着することによって生まれた36㎜厚のパネルを指します。
住宅部材として求められる寸法安定性・強度性能・環境性能などを備え持つ、画期的な建築部材です。
ノンホルマリンで無害の接着剤を使用しているため、シックハウス症候群の心配がありません。また、何枚もの単板を重ねる一般合板に比べ、Jパネルは2枚分しか接着面が無いため、接着剤の使用量も少なくなっています。
Jパネルを使ういちばんの理由は、構造材としても使用可能なスペックなので、ロフトベッドの支柱を省くことができると考えたからです。
イメージとしては、「部屋の中に箱を置く」です。
限られたスペースで支柱が無くなる最大のメリットは空間が増えること。
支柱であれば角材(90㎜)や2×4材(38×89㎜)にコンパネなどの壁が必要となりますが、Jパネル36㎜厚の面で支えられたロフトベッドであれば、最大限に空間を有効活用できます。
この構造に関する専門的なところは、マイホームを建てたときにお世話になった建築屋さんに相談してアドバイスいただきました。