マイホームの吹き抜けは、開放感があって空気も流れるため夏は涼しく快適ですが、その反面、冬は暖気が上昇、冷気が下降気流となり1階に溜まるので一段と寒さを感じやすくなります。
その対策として、我が家のリビング吹き抜けを簡単な『突っ張り棒』と『プラダン』で塞いできましたが、仮設とは言え見た目がお粗末でした。
そんな簡単に設置できるけど、お粗末で残念な見た目で、数シーズン生活してきましたが、今年こそは冬が来る前に改善に取り組みますよ!
リビング吹き抜け寒さ対策の仕様
・脱着式であること(春夏秋の吹き抜けリビングの開放感は手放せない)
・スマートな仕上がり(リビングなので見た目が重要)
・材料コストを抑える
主な材料
・赤松KD乾燥材 垂木 30×30×2985 2本
・エゾ松工作材 15×15×910 3本
・鬼目ナット Eタイプ 5×13
・トラス小ねじ M5×40
・丸棒 φ10
全ての材料はホームセンターで購入可能です。
30角の材は、長さが約3mあったのでホームセンターで1/2に材料カットして車に積めるサイズにしています。もちろんお得に無料で材料カットです!
鬼目ナット Eタイプ 5×13
組立家具の木材を接合目的として開発された『鬼目ナット』を、はじめて使ってみることににました。
木ネジでは分解後の再組立が困難であったところ、鬼目ナットを埋め込むことにより何度でも分解・組立が可能となります。
これによって吹き抜け寒さ対策の脱着式で「プラダンパネル受け」が設置できます。
鬼目ナットには、何やらAタイプやらBタイプ、DタイプにEタイプと色々な形状のものがあることを知りました。
選んだものはEタイプ。鬼目ナットメーカーのムラコシ精工のホームページを参考に決めました。
トラス小ねじ M5×40 4本入り4袋
計画では、ねじ16本を使う予定でしたが、8本で大丈夫でした。
プラダンパネル受け骨組み用の角材加工
まず、プラダンパネル受けのメイン骨組みとなる角材4本をまとめて丸ノコで切断して寸法を合わせます。
そして、プラダンが落ちないように角材をクロスさせる箇所に切り欠きを入れます。
切り欠きは丸ノコの刃の深さを決めて(今回15㎜)、何度か丸ノコを走らせれば、あとはノミで簡単に切り欠きすることができます。
ノミとヤスリで整えれば、ほら、きれいな切り欠きができました。
15㎜の角材を通してみると、こんな感じです。
受け木との接合用に、角材の両端にダボ穴を開けておきます。
受け木の製作
受け木は、骨組みを吹き抜けの梁に取り付ける鬼目ナットへねじ接合するための部位です。
この部位はスチール製のアングル金具でも良かったのですが、ちょうど良いサイズがなかったので作ることにしました。コストも抑えられるしね。
ねじ2本でブレないように取り付ける計画で、ねじ穴2箇所開けましたが、結果的にねじ穴1箇所のみの使用で問題ありませんでした。
骨組み接合用にφ10の丸棒を長さ20㎜でカットしてダボ8個製作します。
ダボ穴を開けます。
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角材の中心からズレないように穴を開けましょう。
受け木側に木工用ボンドと塗布して、ダボを入れて接着させます。
ダボの取付を受け木側にしたのは、収納時に長物と小物で分けてコンパクトにまとめやすいためです。
受け木のダボが接着できたので、仮組みしました。
この状態の4本を吹き抜けの梁に取り付けることになります。
次回は、吹き抜けの梁に鬼目ナットを取り付けて、吹き抜けパネルの骨組みを取り付けます。そして、プラダンを載せて吹き抜け寒さ対策の完成です!