2020年、今までにないほどの暖冬のため、春の訪れが早そうです。
「我が家の芝生再生プロジェクト」をいよいよスタート。
緑のじゅうたんを取り戻すために、芝生の更新作業を進めます。
芝生の更新作業とは
芝生の更新作業とは
芝生の床土を耕す、土に穴を開ける、目土を入れる、サッチ(堆積物)を取り除くなどの作業を行い、土壌を改良し芝生が育ちやすい環境を作るための芝生の手入れのひとつです。
一度芝生を植えてしまうと、芝生の下にある土を耕すことは出来ないため、徐々に踏み固められて固くなった土の層が作られていきます。
また、芝生を植えて数年が経つと、枯れて腐った芝が堆積してサッチの層を作り病害虫の被害に遭いやすくもなり、このような状態が続くと、芝生は元気に成長することが出来なくなります。
この状態を改善するためには、人の手によって定期的に手入れを行う必要があるのです。
引用:芝生ガーデニング
芝生の低刈り(枯芝刈り)
芝生の更新作業をする前に、冬枯れした芝生を刈り込みます。
刈高の設定は、いりばん短い設定(僕は10㎜)とします。(刈高の調整幅は芝刈り機によって異なります)
そうすることで、サッチングのときに蓄積したサッチがレーキや熊手でかき出しやすかったり、目土を入れるときも、短い芝生であれば目土が地肌に均一にかかりやすくなります。
今回は、サッチングを終えてエアレーションを2/3ぐらい終わらせたところで、芝生の低刈り(枯芝刈り)を行いました。
本来であれば芝生の更新作業前に低刈りを行うのがいちばん効率的ですよ。
サッチング
サッチングとは
サッチングとは芝生の表層に堆積した枯れた葉や根=サッチをレーキ(熊手)で掻き出して除去する作業のこと。
サッチを放置するとなぜ良くないのか?
芝刈りをした後の刈りカスや冬枯れで出る枯れた芝や根。これらが堆積して半分腐った状態で堆積していくと通気性、水はけが悪くなり芝生の成育が悪くなります。
成長期は頻繁に芝刈りしますがサッチはなかなか分解されないので積極的に取り除く必要があります。
2019年、ほぼノーメンテだった芝生の庭。まずはレーキ(熊手)を使ってサッチングを行いました。
雑草を抜きながら、レーキを使って、かき出したサッチはごみ袋(大)2袋分。
かなりの量のサッチがたまっていました。
エアレーション
エアレーションとは
踏圧によって固くなった土壌に穴をあけ、通気性をよくすること。そして、古い根を切り、根の伸長を促すことで、芝生を若返らせることができます。
エアレーションは、マイナスドライバーなどを使って穴を開けてもよいですが、専用の道具(ローンパンチ、エアレーターなど)を使うと効率よく作業を進めることができます。
僕は、毎年この時期にお義父さんから借りている、芝カットパンチ「ローンヘルパー」という商品を使って、エアレーションの作業をしています。
両サイドにパイプ、その間にスパイクが2本ついており、1台二役の優れものです。
芝生の面積にもよりますが、結構な肉体労働ですが、もくもくと作業を進めます。
エアレーションや雑草抜きの作業は、土のやわらかい雨上がりが効率的!
エアレーションしていると、良く地面を見ているので、見落としていた雑草に気づくので、抜いていきます。
芝焼き
芝焼きする理由として、ふたつあります。
(1)刈れた芝生を燃やしてサッチを取り除くことができる。
(2)芝生の表面の病害虫や雑草の種子を除去する。
芝焼きをすることで、約1週間程度の芽吹きが早まります。
しかし、なかなか住宅地などでは、煙、すす、臭いなどの問題で近隣住民同士のトラブルになることもありますので、十分に注意して行う必要があります。
なので、僕は芝生の低刈りできない部分を中心に芝焼きてみました。
どんな風に芝生が成長してくれるか、楽しみですね。
道具
安心・安全・高品質な日本製の手動芝刈り機です。刈り跡が美しいリール式5枚刃。
軽量アルミハンドルの伸縮機能で長さが1200mm~1550mmに調整でき、スライド機能で先幅を180mm~520mmに調整できます。持ち運びが便利でコンパクトに収納ができます。
固くなった土をパイプ状に取り出し、水と肥料の浸透がよくなる。
古い根を切り、空気の通りをよくします。 根が活性化され、美しい芝生へ育てられます。
除草作業用の雑草抜き、 細かい部分の作業に便利です。
ロングノズルで立ったまま作業できる。また、ファイヤープロテクター装備で安心。
次回は、目土入れと除草剤を撒きます。