前回記事で、ウッドフェンスの支柱を腐食させにくくする工法を僕なりに考えてみた結果、型枠兼用の排水桝と柱用H型アンカーを使用して独立基礎をつくり、支柱を埋め込まずに建てる工法に決めました。
素人DIYで独立基礎づくりにチャレンジします。
ウッドフェンス基礎 水糸で墨出し、そして穴掘り
施工場所の砕石除去
まずは墨出しをするために、ウッドフェンスを建てる位置の砕石を除去します。
砕石を除去した後、墨出しを行います。
水盛り(水平を出す)してから、水糸を引いて独立基礎の中心位置にテープを付けます。
手掘りで掘削
水糸につけたマークを中心に排水桝が入る穴を「つるはし」と「スコップ」で6箇所掘っていきます。
粘土質とガラもあって、予想以上に掘削は大変でした。
掘削してほぐれた残土は、思った以上に嵩張ったので、処理しきれない残土は実家へ持っていき畑へ撒きました。
掘削するサイズを確認するのに、不要な廃材などの板材に寸法を記載して定規変わりにすると、いちいちスケールでの測定する手間が省けるので便利です。
ある程度掘削できたら、排水桝を穴に入れてみて位置と高さを確認します。
ウッドフェンス基礎 排水桝の設置向きを変更
開口部の仕上がりが良くないことに気付く
ここで問題が!排水桝の下部を上にして設置する計画でしたが、実際に置いてみると開口部の仕上がりが良くない。(そりゃそうです、本来は下側で地中に隠れる部分ですから)
また、開口部の面がガタついて荒れているためにH型アンカーを水平・垂直で固定する難易度が上がってしまう恐れがあることが分かりました。
変更前イメージ
重心バランスも良いので排水桝の下側を上面にする予定でしたが、
変更後イメージ
計画変更して、本来の排水桝の設置向きで施工することにしました。
柱用H型アンカーのメリット・デメリットを考えてみました↓↓↓
ウッドフェンス基礎 柱用H型アンカーと排水桝の据え付け
排水桝の設置
ここでいかに排水桝を水平に設置できるかが重要です!
張ってある水糸を基準にして、排水桝を水平に設置します。そして、バサモルが流れないように優しく優しくシャワーで水を掛けて基礎を固めていきます。
H型アンカーの設置
H型アンカーの支柱固定穴に寸切りボルトを通して、ちょうど良い高さになるように角材やコンパネで嵩上げします。
排水桝の上下の向きを変更したので、安定した状態でH型アンカーの高さを調整できます。
角材やコンパネの数の関係で、一度に4箇所までしか柱用H型アンカーの取付調整できませんでした。
ここでまたも問題が!基準となる水糸は排水桝の中心を通っています。水糸に合わせてH型アンカーを設置すると、どうしてももセンターから3cmズレ(写真左側へ)てしまうのです。
水糸をズラすことも考えましたが、めんどくさかったのと最終的にH型アンカーまわりは砕石などで覆われるので、見た目はなんとかなるだろうとの考えで作業を続行しています。
コンクリート流し込み
コンクリートを流し込みます。一気に流し込みたいところですが、バケツでチマチマとコンクリートをつくっていたので、H型アンカーの下部を覆うぐらいまで入れて、ひとまずH型アンカーを固定させました。
コンクリートが固まり、H型アンカーが固定できたら、角材やコンパネを撤去します。
表面をモルタル仕上げ
表面はモルタル仕上げをしました。タイミング良く雨が降り出してきたので、傘をさして養生です。
余計なところに付着してしまったモルタルは、乾燥する前に水を含んだハケで丁寧に洗い流します。
落葉樹のエゴノキを植え付け
排水桝の周りに土や砕石を戻すと、H型アンカーの3cmのズレも気にならない範囲で収まったので、そのまま進めて正解でした。
このタイミングでホームセンターで購入した落葉樹の「エゴノキ」をウッドフェンスとピンコロラインの角に植え付けしました。
植栽の仕切りには、ハードウッドのウリン材の端材を縦にならべて埋め込みました。この端材は外構屋さんの端材市場イベントで格安にゲットできたものです。
独立基礎の完成
コツコツと続けて、ようやく独立基礎ができあがりました。
ここまで来れば、あとは支柱と横板の製作です。
つづきます。。。↓↓↓
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