『芝生の水やり』は、キレイなグリーンの芝生の絨毯を育てるために、とても大切な手入れ作業のひとつです。
今回は、こんな悩みを解決します。
【結論】は、『朝の涼しい時間帯』が芝生の水やりにおすすめです。
①水やりの役目と頻度
②水やり時間帯が朝がおすすめな理由
③水やり時間帯を昼間・夜間は避けたい理由
では、なぜ『朝の涼しい時間帯』がおすすめなのかを順に解説していきます。
水やりの役割と頻度の目安
まずは、水やりには次のような「役割」があります。
・植物の根に水を吸収させる
・水とともに、根が呼吸するのに必要な酸素を供給する
・葉に付着した埃などを落とす
つまり、水やりは植物に水をかけるということだけでなく、植物の根がしっかりと水分や酸素を吸収できるように与える必要があるということです。
つぎに、水やりの「頻度目安」です。
・春:週2~3回
・夏:1~2日に1回
・秋:週2~3回
・冬:なし
これは一般的な土壌環境での目安です。土の状態によって頻度を調整しましょう。
芝生の水やり時間帯が朝がおすすめな理由
朝の水やり 何時までにやるの
どの季節も基本的には朝の時間帯(午前10時ごろまで)に水やりをしましょう。
特に真夏(梅雨明け~9月上旬)は早朝(午前7時ごろまで)に水やりするべきです。
近年、関東から西日本にかけて猛暑日(35℃以上)になる日が増えています。猛暑日では午前7時には既に30℃超えの日もありますので、せっかくの水やりが芝生にダメージを与えてしまったとならないように注意が必要です。
朝の水やり 光合成をうながす
芝生に限らず植物は『光合成』を行い成長します。光合成とは「太陽の光エネルギー」と「空気中の二酸化炭素」と「水」を原料にして「炭水化物」をつくる過程のことです。
太陽の出ている日中に炭水化物を作って一日を過ごし、夜間はエネルギー消費を抑えて、また翌朝から光合成する。このサイクルをとらえると、朝に水が欲しい~!っていう植物たちの声が聞こえてきませんか?
葉から水分を蒸散させ、根から水を吸い上げる。そのために芝生が水を必要とする光合成をする前に水やりする方が良いのです。
朝の水やり 芝生をじっくり観察・お手入れも
特に真夏の暑い季節は、日中は暑いので芝生を観察することを避けてしまがちです。朝の静かで涼しい時間帯であれば、水やりしながら芝生の状態をじっくり観察するには最適です。
また、水やり後には、観察して見つけた雑草を抜いたりと朝の時間帯に効率よくお手入れが出来てしまいます。
芝生に限らず、菜園の手入れや野菜の収穫も合わせて出来ちゃいます。朝イチの取れたてトマトで朝食サラダなんて最高です。
朝の水やり 気持ちいい
朝の静かな時間は、とても気持ちがいいものです。黙々と水やりしながら、スマホで好きな音楽を聴いたり、今日一日の計画や仕事ことや将来のことを考えるにもいい時間となりますよ。
寝起きが悪くてパッとしない時も、水やりすることで体が目覚めます。
水やり時間帯を昼間・夜間は避けたい理由
・昼間の気温が高い時間帯に水やりすると、土が高温に蒸れる
・昼間は水滴がレンズの変わりとなり葉が日焼けする
・夜間の水やりは雑菌が繁殖しやすい
特に夏場の日中は、気温が高いため水やりした水がお湯のような状態となり芝生が蒸れてダメージを受けてしまいます。
そうなるのと雑菌や虫が繁殖しやすくなるので、日中の水やりはおすすめできません。
また、芝生についた水滴が虫メガネのレンズようになり、葉が日焼けしてダメージを受けてしまうので日中の水やりは注意してください。
では、日中より気温が下がった夜間に水やりをするのはどうでしょうか?
なかなか朝の時間帯に水やりできずに帰宅後の夜にとりあえず水やりする人もいると思います。
夜間の水やりはNGなのです。
これは夜間水をまくと、芝生が乾かずに水に浸っている状態が長く続くことになり、雑菌が繁殖する絶好の環境になってしまいますので、夜間水やりするのは避けましょう。
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まとめ 芝生の水やり『朝の涼しい時間帯』がおすすめ!
今回は、『水やりが大切だってのは分かるんだけど、いつやるのがいいの?朝の涼しい時間?日中暑いとき?それとも夜?』の疑問について、下記内容でお伝えしました。
①水やりの役目と頻度
②水やり時間帯が朝がおすすめな理由
③水やり時間帯を昼間・夜間は避けたい理由
芝はいつも人間がダメにしてしまいます。芝生と暮らすには、正しく管理することが大切です。
水やりもただ与えるだけではダメで、芝生にダメージを与えない朝の時間帯に水やりを行い、グリーンのじゅうたんの芝生を楽しみましょう。