1メートル以上のクランプは値段が高くて、なかなか購入に踏み切れず。
なぜって・・・頻繁に使うこともないから、余計に買うのを躊躇してしまいます。
そこで安く簡単に作れる「長尺・寸切りボルトクランプ」を作ってみました。
参考にさせていただいたのはカミヤ先生DIY教室や自作工房さんなど。
結果、使い勝手が不便なところはありますが、使用頻度が少ないならこれで十分満足できます。
クランプはDIY木工の必需品です。あきらめていた「あのDIY」が可能に!!
材料費1セット約1,000円で作れますよ!!
・寸切りボルトクランプのメリット・デメリット
・寸切りボルトクランプの作り方(簡単・安い)
少しでも参考になれば嬉しいです。
寸切りボルトクランプのメリット・デメリット
メリット
・材料費が安い、1セット約1,000円(2022年1月現在)
・加工の手間が少なく組付けも簡単
・しっかり挟み込んで保持することができる
材料は大きいホームセンターであれば購入できます。ちなみに僕はスーパービバホームですべて購入。
加工は、「木の端材に穴あけ」とノブスター(ナット)の「キャップに穴あけ」のみです。使った工具はドリル、プライヤーと端材用にサンドペーパーぐらいです。
ノブスター(ハンドル)のおかげで、しっかり手で締め込むことができるので、使用時に他の工具は必要ありません。
蝶ねじでも代替え可能ですが、締め込むときのグリップ力が圧倒的にノブスターが良いです。
デメリット
・クランプ幅の調整(ねじの締付け・開放)に手間がかかる
・寸切りボルト(全ねじ)のため、接触してキズをつける可能性あり
2メートルの寸切りボルトをそのまま使うため、挟み込むものの幅が狭いほど、ノブスター(ナット)を締め込む手間がかかってしまいます。
2本の寸切りボルトの間に材料を通して挟み込む場合、寸切りボルトを1本外した状態からセットして、ノブスター(ナット)を締め込む手間、外すときも同様に手間がかかります。
寸切りボルト(全ねじ)ため、材料に接触してキズがつきやすいので、必要な場合は養生をしましょう。
寸切りボルトへの養生は、緩衝材として端材や適当にカットしたチューブ(ホース)などをボルトに通してカバーできます。
「安く・簡単」というコンセプトなので、このデメリットは致し方ないです。
どうしてもデメリットが気になる方は、パイプクランプなどの工具を検討してみて下さい。
寸切りボルトクランプの作り方(簡単・安い)
主な材料・工具類
・3/8全ねじ(寸切ボルト)2000㎜、1つのクランプに2本
・3/8ナット、1つのクランプに6個
・3/8ワッシャー、1つのクランプに8個
・ノブスター、1つのクランプに2個
M10サイズを使用します。(3/8サイズは販売されていません)
・木材などの端材、1つのクランプに2個
・ドリル(10~12mmキリ)
・プライヤー
・モンキー
・サンドペーパー
作り方
木材などの端材にドリルでφ10~12の穴を2か所、間隔は10~20㎝あけます。
穴の位置・間隔は、端材2個とも合わせましょう。使用時、挟み込むときの端材の移動がスムーズにできます。
クランプ「固定側」の木材にボルトを通して、両サイドのナット締めて固定します。
ノブスターに寸切りボルトを通すために、ナットキャップ(オレンジ)にφ10の穴を開けます。
ナット(W3/8)と穴をあけたキャップをセットして準備OK!
クランプ「可動側」は、木材にボルトを通してワッシャー2枚+ノブスターをセットすれば完成です。
まとめ 自作寸切りボルトクランプ
いかがでしたでしょうか!
・寸切りボルトクランプのメリット・デメリット
・寸切りボルトクランプの作り方(簡単・安い)
1メートル以上の長いクランプは値段が高くて購入に踏み切れかった方は
安く簡単に作れる「長尺・寸切りボルトクランプ」、是非チャレンジしてみてください。
材料費1セット約1,000円!!使い勝手が不便なところはありますが、使用頻度が少ないならこれで十分満足できますよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。
【チャレンジ自作工具↓↓↓】
【丸ノコ直線ガイド定規】べニアと棚柱を使って簡単シンプル定規の作り方