前回までは、型枠代わりにした排水桝とH型アンカーを使用して独立基礎をつくりました。
独立基礎の施工は、地味な作業でカタチとして表れにくい施工でしたが、ここからはカタチとして見えてくる分、もう少し楽しみながらDIYできるかな。
支柱のカット・穴あけ・塗装
支柱をカット・穴あけ
ヒノキの角材を2,000㎜でカットして、ペーパーヤスリを掛けます。
そして、H型アンカーの支柱固定ボルト穴がΦ11㎜なので、同じ径のキリで穴あけとしたいところですが、手持ちのキリがないのでΦ10㎜のキリで穴を2箇所/本、開けました。
ドリルのキリの長さも短くて一回では貫通できなかったので両サイドから穴あけをしています。
計6本分をカット・穴あけ・ヤスリ掛けを行いました。
支柱の塗装
次にキシラデコール(ウォルナット)で2度塗りします。
【キシラデコールとは】
屋外に設置する、あるいは設置してある木製の、ウッドデッキ、木製の柵、遊具、ガーデニング用品を着色・保護し、木材の劣化を防ぎ、害虫やカビなどから守るための防腐剤の事。木目をつぶさない仕上げが出来る事が特徴。木部に浸透させて性能が発揮されるため、木部にペンキなどの被膜がある場合は、除去してから作業する必要がある。出典:コトバンク
横板の塗装
支柱と同様にペーパーヤスリを掛けてからキシラデコール(ウォルナット)を2度塗りします。
写真は、2度塗りして乾燥中です。
基礎Hアンカーに支柱を立てる
6箇所の独立基礎のところに支柱を配置します。
独立基礎のH型アンカーへ支柱をはめ込み、付属のボルトナット2本で固定します。支柱が建ちあがっただけですけど、いい感じでうれしいです!
独立基礎のH型アンカーは、しっかりと水平がとれているので、支柱を建てればバッチリと支柱の高さもそろいます。支柱を建ててからの高さ調整は必要ありません。
別角度から。お隣さんとの境界フェンス(こちらは外構屋さんにお任せしました)と施工中のウッドフェンスの間は、エゴノキやシマトネリコが成長して外からの視界を遮ってくれることでしょう。
これからの庭木の成長も楽しみです。
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横板の取り付け
横板にあらかじめ木用ねじコーススレッドを打つ下穴2㎜を開けておきます。割れの防止と支柱の取り付けの効率を上げるためです。
まず一番上の一枚目の横板を水準器で水平を確認しながらステンレスコースレッド(太さ3.8㎜×51㎜)で取り付けます。
横板の間隔は、横板の厚み分(20㎜)としています。
二枚目以降は、一枚目の下に横板の端材を両端に挟んで、二枚目を取り付けます。
さすがに横板一枚4,000㎜と長いので、この作業は嫁さんに手伝ってもらいながら進めて、13枚の横板の間隔を均一にして取り付けました。
次に西端の横板1,000㎜(写真:手前から支柱4本目と5本目の間)を取り付けます。なかなかの出来栄え!
ひたすら200本弱のコーススレッドを打ちまくったので、さすがに最後の方は腕が上がらなくなりました。
ウッドフェンスの裏側からみるとこんな感じです。横板を取り付けたことで強固になり支柱のぐらつきも全くありません。
まとめ ビフォーアフター
ビフォー
まだこの頃は芝生を張っただけの庭でしたが・・・。
アフター
支柱の上に笠木を取り付けて完成です。笠木はフローリング材のあまりを使用しました。
ウッドフェンスの支柱下部と上部は、材料費削減と風抜けを考慮して横板は張りませんでしたが、手前側(南側)の道路からは、ちょうど大人の視線を遮るように仕上げることができました。
また、駐車スペースに敷いた砕石もウッドフェンスを引き立ててくれていい感じになりました!
砕石や砂利は適切に敷くことで、防犯効果や防草効果もあるのでオススメです。DIYではちょっと自身がないときなんかは、【砂利110番】安心のプロ品質のサービスもありますよ。
こちらはウッドデッキから見た様子。
庭でバーベキューをしたときに撮影したものですが、ウッドフェンスがあることによって、庭の広がりを損なうことなくプライベート空間を適度に保って居心地のよい庭にすることができました。
庭木のエゴノキも成長して木陰が少しできるくらいになりました。もう少し大きくなったら木陰で読書でもしてみたいですね。