物置が若干傾いたことで引き戸(扉)のスキマができ、鍵のロックができなくなったので、戸当たり調整をやってみました。が、スキマは改善できませんでした。
引き戸のスキマが大きすぎたので、これ以上の調整は土台の水平を直すしかありません。
せっかくやった戸当たり調整ですが、元の状態に戻してから作業を行います。
土台の水平調整の結果を先にお伝えすると、引き戸(扉)の鍵ロックがストレスなく片手でスムーズにできるようになり改善できました。
材料・工具類
・パンタグラフジャッキ(軽自動車付属品)
・タッチアップペイント
・ディスクグラインダー(レンタル工具)
・ディスクグラインダー替刃
・ステンレスステー 148×25㎜
・ステンレス M6ボルト(12㎜)、ワッシャー
土台の水平を直す
基礎ブロックの確認
物置土台の水平を直すにあたり、まずは基礎ブロックの設置状況を確認しました。
結果は、赤マルの2ヵ所が沈んでいて物置土台が浮いていました。
物置の右側中央ブロック。
こちらは物置の裏側中央ブロック。基礎ブロックが2ヵ所ともに1センチぐらい沈んでました。
化粧砂利の除去
作業環境をつくるために物置まわりに敷いてある化粧用の砂利を除去します。
「箕(み)」があると運搬や砂利を敷き戻す作業のときにとっても便利。庭や菜園の手入れ作業にも使えるのでひとつあると重宝します。
作業する基礎ブロックまわりの砂利を取り除きました。
ついでに防草シートの状態確認です。大きな劣化もなく、まだまだ十分使えそうです。ほんと防草シートの効果を実感できるので雑草対策にはオススメです。
ジャッキアップで土台を持ち上げる
物置の土台を水平にするためには、土台を持ち上げて基礎ブロックの高さを調整する必要があります。
そこで使用したのが自動車に常設されているパンタグラフ(ねじ式)ジャッキです。僕の場合は軽自動車に付いていたものを使いました。
※使用するジャッキは耐荷重の確認を必ず行う
物置の収納物を出してから重量を減らしておくと作業しやすい
ジャッキアップする位置は、戸当たりのスキマ状況からすると正面右側。
この場所の転倒防止アンカープレートと物置の連結ボルトを取り外しました。
ジャッキアップして基礎ブロックを取り外しました。
ジャッキアップするときは角材などの当て木をして過重分散させる(今回はコンパネを使用)
物置土台の水平調整(方法)
検討した水平調整の方法
(1)基礎ブロックと土台とのスキマに板状の金属スペーサーを挿入する
(2)基礎ブロックの高さを上げる
はじめは検討(1)基礎ブロックと土台の間に金属スペーサーを挿入するのが楽にできると思っていましたが、ホームセンターで探しても丁度よい金属スペーサーが見当たらなかったので断念しました。
ということで、基礎ブロックをかさ上げして土台の水平調整をします。
基礎ブロックの下には砂利を敷いて高さ調整をします。何度もジャッキアップ・ダウンを繰り返して、転圧しがてら土台高さの水平と戸当たりを確認しました。。
こちらは裏面中央の基礎ブロック。人目につかない部分なので基礎ブロックを少し出してみました。
これで土台の水平を直す作業は完了しましたが、問題が発生です。
転倒防止アンカーとの連結を改善する
連結ボルト穴のズレ
物置土台は水平になり戸当たりも改善できたのですが、ここにきて転倒防止アンカープレートと土台を連結するためのボルト穴にズレが発生して連結できない事態になってしまったのです。
転倒防止アンカープレートの改良
物置土台と転倒防止アンカーを連結するためにアンカープレートを改良します。
用意した道具は、「ディスクグラインダー」と「金属用の替え刃」です。
「ディスクグラインダー」は毎度おなじみホームセンターレンタル工具で2泊3日無料で調達しています。
材料は、ステンレスステーとステンレスM6ボルト・ワッシャーをホームセンターで購入しました。
仮付けしてみました。ディスクグラインダーでアンカープレートの赤点線を切断します。
切断後です。ちょっと見た目がよくないですが、切断面はザビ止めとして車用のタッチアップペイントを塗っておきました。
ステンレスステーを取り付けて、転倒防止アンカープレートの改良が完成しました。
※素人ですので強度計算はもちろんできてません。マネされる場合は自己責任でお願いします。
まとめ 作業完了
最後に取り除いていた化粧用の砂利を敷き戻して作業完了です。
戸当たりも良くなり、子供も楽に引き戸のロックができるようになりました。
物置をDIYで組み立てて設置する場合、どうしても素人施工なので地盤の状況によっては数年後に傾きが出てくる場合があります。
まず兆候として、引き戸(扉)の戸当たりスキマができてロックが掛けにくくなる。そんな場合は、戸当たり調整を行います。ただし調整できるスキマは5mmまで。
戸当たり調整で改善できない場合は、土台の水平調整を行います。
逆にそれを楽しまなきゃね!
自分の想いをカタチにするのは勿論のこと、こんなちょっとした生活の中のストレスを改善できることがDIYの醍醐味のひとつなんじゃないかなと思います。
次は何をしよっかなぁ~!
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