セルフビルドしている小屋の片流れ屋根に『雨どい(雨樋)』を設置します。
部品・サイズ・勾配・取り付け方や注意するポイントなど、実際に施工して感じたことを紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。
完全独学・素人施工の様子をお届けしますので、良い子はマネしないでね!
※基本的に素人施工なので技術的に保障されるものではありません。参考とされる場合、くれぐれも自己責任で施工して楽しんで下さい。
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雨どい 役割
雨どいとは
【雨どい とは】
屋根面を流れる雨水を軒といで受け集め、雨水を地上まで運び排水すること
【雨どいの役割】
建物《小屋》が水の侵入で腐食することを避ける
雨どいが無い場合、雨水が軒先から地面に落ちて、地面に溝をつくったり、水たまりとなり小屋の基礎などを濡らすことになります。また、軒の出が少ないと跳ね返り水が外壁を濡らすことにもなり、将来的に腐食につながる環境になりやすいです。
雨どい▶▶▶住まい《小屋》の耐久性を高める
・雨水が「軒先・軒裏・外壁」にまわり建物が腐食することを防ぐ
・雨だれで軒下の地面が掘り下げられるのを防ぐ
・基礎まわりへの雨水の侵入によるジメジメした湿気から住まいを守り、快適性を高める
雨どいは、小屋まわりを濡らさない・湿気から守り、長持ちさせる!
片流れ屋根 雨どいの部品と取付手順
雨どい 構造・部品
片流れ屋根と外壁ができたところで、『雨どい』を取付けます。
雨どいの構造は、屋根から流れてきた雨水を「軒とい」で受け集め、「集水器」から「たてとい」を通して地上へ排水します。必要に応じた固定用の金具などのパーツを使います。
「たてとい・軒とい」は実測した長さより10%ほど長めに買いました。
マイカーで運搬できる長さを購入。
レンタルトラックなどを利用すれば長尺3,600mmの軒といも購入可能です。
集水器・継ぎ手・受け金具など必要数量の部品を用意します。
※ブラックカラーの金具類はスーパービバホームで購入。他のホームセンターでは販売されてませんでした。
固定金具類の数量算出はネット等で調べると以下のとおり
【部材数量算出】
「受け金具」【雪降らない地域:間隔900㎜】、【降雪地域:間隔450~600㎜】
「つかみ金具」【たてとい取付間隔:1.2m以内】
「ステンレスビス」40本程度
上記に基づき算出し、「受け金具:9ヶ」「つかみ金具:2ヶ」となりました。
【必要な道具】のこぎり、硬質塩ビ用接着剤(雨どい用ボンド)、水糸、インパクトドライバー
雨どい 取付手順
屋根材「オンデュリン材」が軒先に70mm突き出ているので、105mmの軒といを取り付けて雨水をキャッチして地面に流します。
【雨どい 取付手順】
1)水糸を使い、軒といの取付勾配(傾斜)をだす
2)受け金具を取り付ける
3)軒とい・集水器を仮接続する
4)軒といを連結接合する
5)軒といに止まり(キャップ)を取り付ける
6)軒とい・集水器を固定する
7)たてといのつかみ金具を取り付ける
8)たてといを取り付ける
1)水糸を使い、軒といの取付勾配(傾斜)をだす
この小屋の軒幅は4,550㎜、集水器の位置を左端から910㎜の間柱の位置とし、軒とい→集水器に雨水が流れるように勾配を付けます。
勾配(傾斜):10mで約3~5㎝
上記をもとに「右端から集水器まで:3,640㎜で約20㎜」「左端から集水器まで:910㎜で約5㎜」としました。
両端と集水器の位置にビスを打って、水糸を張ります。
右端を起点とし集水器まで-20㎜、集水器から左端まで+5㎜の順で水糸をはりました。
2)受け金具を取り付ける
水糸に合わせて、受け金具を600㎜間隔で取付けます。
受け金具の取付けができたら「軒といと集水器」を設置します。
3)軒とい・集水器を仮接続する
「軒とい」と「集水器」の接合は、集水器のツメに合わせて軒といを差し込み、スライドさせます。
集水器を仮付けした状態である程度位置を合わせ、軒といの継ぎ手・止まりを取付けます。
といの長さは、のこぎりでカットして調整します。
4)軒といを連結接合する
軒といをつなぐ場合は、接着剤を塗布した「軒継ぎ手」に軒とい両端を差し込みます。
※軒といをつなぐ・止まりを付ける場合、軒といを固定する前(受け金具のツメを折る前)に作業しましょう
5)軒といに止まり(キャップ)を取り付ける
といの端に「止まり」を接着剤で取付けます。
6)軒とい・集水器を固定する
【軒といの取付方法】受け金具の「奥のツメ」にしっかり軒といをかけ、「手前のツメ」を折り曲げて固定します。
たてといの取付位置に集水器の位置を合わせて、接着剤で固定します。
7)たてとい・つかみ金具を取り付ける
外壁に「たてといのつかみ金具」【取付間隔:1.2m以内】を2ヶ取り付けます。
8)たてといを取り付ける
実測した長さでカットした「たてとい」と「エルボ3ヶ」をつないで地面まで伸ばしました。
地面部分の固定は、今後さわる可能性があるのでブロックで仮固定としてます。
雨どい 取付完了
さっそく雨の日に排水状況を確認しました。
軒先からの雨水をしっかりキャッチして地面まで届けてくれてます。
使用した材料、工具類
使用した材料
・軒とい 105㎜×1,800×3本
・たてとい 60㎜×2,700×1本、60㎜×1,350×1本
・集水器 105㎜×1ヶ
・エルボ 60㎜×3ヶ
・止まり 105㎜×2ヶ
・軒継ぎ手 105㎜×1ヶ
・つかみ金具 60㎜×2ヶ
・受け金具 105㎜×9ヶ
・硬質塩ビ用接着剤
・水糸
使用した工具類
・長谷川工業 脚部伸縮式はしご兼用脚立
・インパクトドライバ
・木工用のこぎり
片流れ屋根に『雨どい(雨樋)』を施工した様子をお届けしました。
軒といから集水器までの勾配をとれれば、そこまでむずかしい作業ではありません。
小屋の耐久性を高めることができるので、ぜひ取付けておきたい設備ですね!
次回は、内装です。まずは天井と壁に断熱材を施す予定です。どんな内装にしていこうか、これから考えていくのも、また楽しみです!!
少しずつ・のんびり小屋づくりをすすめてます。応援してもらえると励みになります。
※基本的に素人施工なので技術的に保障されるものではありません。参考とされる場合、くれぐれも自己責任で施工して楽しんで下さい。